地色

henryanumは一種の点花。整形の点花に色々なタイプがあるのと同様に考えています。濃色系も美しいですし。ペタルに点が多く入るタイプも楽しいし、ドーサルがベタ黒になるのも良い。濃い色のタイプは赤い色素の量が多いことで鮮やかさを演出しています。一方ペタルに点が多く入るタイプは点に色素が集中することと、点の周辺の色が薄くなることで点を際立たせています。濃い色のタイプの花はリップが赤くなりますが、薄いタイプはピンクになります。このピンクというのは整形のピンクでも同様ですが、地色との関係性で色の鮮やかさが変わってきます。地色にグリーンが残るとくすんでしまいますし、白くなれば美しいピンクになります。henryanumのリップやペタルも同様です。下の画像のリップは多少の濃淡もありますが、地色の薄いものと濃いもので印象が変わる例として掲載します。昨日の’Buono’は地色が濃くて、ペタルリップに濁りを感じます。