花芽のシケ
この時期花芽が飛ぶとかシケルとか言いますが、私の解釈。パフィオは年中生育する植物ですが、花芽が付いているから「絶対咲いてやろう」と花自体は思っていないのではないかということ。花芽が生長する時期の気候次第で葉の生育に集中しようとするか、開花に集中するかを選択しているように感じています。今の時期は鉢内を乾燥させたり、急激な気温の上昇があると、開花を諦めて葉の生育を選択しているように思います。交配したときも、花粉も母体の健康状態も問題がないのに成立しないことがあります。これも鉢内の乾燥が原因で子孫を残すよりも自分自身の生存にエネルギーをかけているように感じます。画像の株は株の状態は絶好調なのですが、好調過ぎて鉢内が乾燥しがちでした。温室全体の水遣りのタイミングでは水が足りなかったのだと解釈しています。この交配はStone Crazy × spicerianumです。大きな株は販売してしまったので、大きな株で花芽があるのはこの個体しかありませんでした。残念!