Paph.Green Spider


あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。当方で咲いた個体ばかりを載せるブログですから自ずと限界がありますが、お楽しみ頂ければ幸いです。

この品種名を見て分かる方は相当マニアックな方だなと思ってしまいます。Paph.Shillelagh × Paph.Cabrera Stoneという巨大輪同士の交配です。Paph.Shillelaghは安定して良花を出すように感じていますが、当方では沢山苗が採れたことがありません。ですから良花の出た交配であっても、一般に知られる機会が少ないということが起きていると思います。この交配も登録されているのですから、もっと良い個体が存在していて、親に使われることがあったと推察されますが、その個体も、その子供も目にすることがありません。私のこの写真の個体を2度親に使いましたが、自分で楽しむ分しか苗が採れませんでした。それでもドーサルとベントラルが素直にフラットに展開し、ステムがすらっと伸びる姿には親に使いたいと思わせてくれる花です。初花の時に購入したのですが、ドーサルが11.5cmありました。11センチ超える花は今では珍しくはありませんが、それほど多くは存在しません。初花の時はドーサルの付け根が内側に巻いていました。それが理由で放出されたと東京さんに直接聞きました。ですが、その後、一度も巻いたことがありません。ラッキーでしたね。こればかりは何度も開花を見ないといけませんし、誰にも予測不可能なことだと思います。初花を1回で判断するのは本当に難しいですね。さて今回の開花ですが、ドーサルは初花時と同じD11.5ですが、全体のフォルムが断然良くなっています。まだまだ本領を発揮していないような気がしています。今後も大事にしたい個体です。Paph.Via Virgenesのラインブリーディングをしていますので、その相手に使いたいと思っています。

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