白花交配


私がパフィオを始めた頃はF.C.Puddleとグリーンを交配して白花大輪を狙うものばかりで、少ししてからSkip Bartlettという馴染みのない品種を使った交配が現れるようになりました。そんなこんなで、パフィオを始めて30年経ちますが、随分白花は立派になったものだと感じます。ただし、大きさは立派になったものの、白さはどうでしょうか?この点を考えるとまだまだだと感じます。真っ白に近づけるにはniveumの血を戻すしかありません。でもそうすると折角大きくなった花がまた小さくなってしまいます。どうしたら良いのでしょうか・・・。とりあえず私は他所にない親を作ろうと、白花にブラキを交配することを少しづつやっています。下のCPの写真はPaph.Knight’s Vowにniveumです。フラスコは4本採れましたが、有望そうなのを残すと少なくなってしまいました。白花の交配は奇形が出やすいので、フラスコ出しの時やCPを崩すときに数が減ってしまう傾向にあります。奇形をそのまま育てる方もおられるようですが、スペースと労力がもったいないと思います。台湾ではWinbellにブラキやブラキの血の濃いものを交配することが多いようです。どうも日本では整形花を作る過程の発展途上の花とする見方もあるようですが、これはこれでブラキコンプレックスといったような一つの分野として楽しめばよいように思います。私も来年あたりはPaph.Chou-Yi Knight BellにPaph.Snowboundなんかを交配しようと思っています。それから整形グリーンに持っていきたくなる個体が生まれれば、使ってみようと思います。

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