Angel氏交配のシブリングクロスです。花粉親は私が20年以上前に山木からセレクトした’Twilight Zone’です。各地でこの交配から素晴らしい花が咲いています。ペタルが全く反らず、波打たないという希有な特徴を持った個体が親ですから、結果は当たり前と言えば当たり前なのですが、種が採れたことが素晴らしいことだと思っています。私も数度交配に使ったのですが、苗は採れませんでした。Paph.rothschildianumが’Mont Millais’の登場で世界中に良個体が広まったのと同じようなことが起こると思います。’Twilight Zone’はそういう存在だと思っています。
この写真の個体ですが、ペタルの色彩が素晴らしいです。母体の遺伝でしょう。開花直後なので、これから型崩れはするでしょうが、良い材料になると思っています。