
単鉢上げは一旦終了な感じです。小さい苗のフラスコが多く、年明けまで持ち越しになりそうなのが多いです。今日ご紹介するのは同じ個体を母体にした3種です。花粉親の違いで株姿に違いが出ています。また、歩留まりも違います。CPの画像を残しておけば良かったのですが、いつも単鉢上げをするときには、奇形のもの、生育の悪いものは取り除いています。鉢増しの際にも良いものだけを残していきます。フラスコ本数は同じでも交配によって最終的に残る苗の数は差が出てきます。最初の画像は両親共にSandalwoodの子供です。生育が良く、葉の表面がピカピカしています。両親よりも伸びやかな姿のものが多いです。Sandalwoodの血が濃くなっている証拠かもしれません。それが良い結果に結びつくのかどうかですね。花の質は兎も角、株の性質は良さそうです。
2枚目の画像は花粉親がMorning Dewの子の赤系です。花は大きくはないですが、フラットで形の良いドーサルが特徴です。この交配は花粉親に似て葉が細めでスラっとしていて、性質が良さそうです。この交配も歩留まりが良さそうです。
こちらもMorning Dewと赤花から出たものを使っています。この交配は良い苗と悪い苗の差が激しかったです。この交配だけは葉幅が広く太短い印象です。同じ個体を使っていても、もう片方の性質で傾向性が変わってきます。どの交配が良い結果を出すのか楽しみです。