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虫媒受粉?

今日はwenshanenseのsibをすべく、花粉を持参して栽培場に行きました。コンスタントに複数輪咲きになるものを目指した交配をしようと先日掲載の2輪咲の2輪目のリップを外したところ・・・。画像の通り花粉らしきものが付着していました。私が交配して、交配したことを忘れたなんてことはありません。リップを外した直後でしたから。ただ不思議なのは下の画像をご覧頂ければ分かるのですが、この花の花粉自体は全く異状なく付いたままでした。受粉させることが出来る虫が出入りしたなら、出ていくときに花粉を持ち去っていくのでは?良く分かりませんが、この花は交配には使えないことになりました。別の2輪着花していた個体に交配することになりました。整形花でも花粉が柱頭の端に付いてしまっていることがあります。selfになっている可能性があるので、その場合は使いません。

交配をするときはしっかり確認する必要があります。先日、某ランの会のHPにビニカラーのサクハクリとかいう画像があって、まだやってるの?という感じでしたが、私も以前の記事に書いていましたが、「投稿を編集 “Paph.sukhakulii” ‹ paphiofun.com — WordPress」ペタルの捩れるのなんて他に見たことが無かったですし、色の入り方、質感と色々違和感があったので廃棄しました。その交配からビニが出たというところから始まって、selfだかsibだかの交配がなされたようです。最近また偽wenshanenseが出回り始めていますが、1代目では顕著でなかった特徴が2代目以降で現れてくるという現象があります。不純物である特徴が表にはっきりと出てくるという。偽原種が出回るのは意図的なものと事故みたいなものがあると思っています。東海地方のwenshanenseは恐らく中国系のbellatulumとwenshanenseを交配したものです。交配者に直接聞いたのはbellatulumとして入賞した個体を使ったのだと。私はwenshanenseだと思うとか言ってたような・・・。それなら個体名を隠さずに世に問えば良かったのですが隠して販売してしまった。今は恐らくその交配から出たものを使ったsibが出てきています。だからbellatulumの特徴が強く表れている。ビニのsukhakuliiは恐らく事故が起きたケースでしょう。Macabre的なものの花粉が何故か付着してしまったのだと。あれほど花の形も株姿も違うのですから、これは交配種だと断定して欲しいものです。そもそも突然変異でビニが出るなんて・・・。

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