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Sierra Moonの丸葉個体

今まで開花している個体は細い葉の個体ばかりです。細いと言っても花粉親のSierra Lightに似た姿で、模様が色々なだけでした。昨日発見した花芽の個体は幅が広く、Vanilla Ice Creamに似たのか丸さがあります。この交配の目的は新しい白ピンク系の親作りなのですが、白系は稔性のあるもの無いものが出来てしまいます。それが3倍体なのか4倍体なのかという染色体数の問題なのか何なのか分かりませんが、交配の性質もあるとは思いますが、兄弟間でも個体差があると思っています。そういう意味で幅の広い個体がどちらの親に似ているのかということなのか、何か倍数体の違いによるものなのか、違いを観察してみようと思います。随分前にOZからStargate(Skip Bartlett × Friendship)の実生が輸入されたとき、皆が肉厚の丸い葉を選んでいるのに、輸入者の蘭屋さんは細い葉のものを選んで奥の温室に隠していたことがありました。それはFriendshipに似た優秀な個体がそのような姿の株であったからです。つい丸いものばかりに目が行くのですが、花の良し悪しに連動している訳ではありません。葉が細くても良い花はいくらでもあります。

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