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帰ってきた苗 その②

この交配が1番歩留まりの悪かった交配です。1トレー(20本)しか持ち帰っていません。原因がどこにあるのか、今後観察してみます。

MI486 Honey Green‘Tiger Butter’× Sorcerer’s Stone ‘Golden Fleece’

Honer Green(Honey Dew × Mem. Toshio Miyata)にSorcerer’s Stone(Pacific Shamrock × Stone Lovely)を掛けたものです。Honey Greenの親のMem.Toshio MiyataはOZが多用していた親株で、これは‘Kirk’というドーサルとベントラルが同じ大きさになる特殊な個体を用いたものです。この‘Tiger Butter’はその「ダブルドーサル」を引き継ぎ、両親にはない弁質の良さを持っています。しかもドーサルとベントラルがフラットに展開し、大きく咲くとドーサルが11.5センチにもなります。ステムも太くて長く、非常に強健です。一方花粉親のSorcerer’s Stoneですが、この個体は国産実生から出たもので、Pacific Shamrockにはあの巨体輪の’Mega’、Stone Lovelyには満作時にはペタル幅が8センチにもなるという’Shrex’を使った非常に豪華な血筋を持っています。実際にこの‘Golden Fleece’はまだしっかり満足な作りで咲かせたことはないのですが、ペタル幅が7cmを超える開花を見せています。御覧のように各パーツが良く発達し、この個体もダブルドーサルになっています。残念ながらカップ咲きなので、フラットなHoney Greenと交配して、フラットで弁質良く、丸く、ステム長く、強健なものを作ろうと試みました。’Golden Fleece‘を用いた最初のクロスです。楽しみにしています。

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