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ビニ整形について

以前ヤフーブログで書いたことがあったような記憶があるのですが、ビニカラー(Paph.callosum’Jac’及び’Sparkling Burgundy’由来)の遺伝は優性遺伝?(相手にビニカラーの遺伝子を持たないものを相手にしてもビニになる)性質をもっていること、赤花や点花等のアントシアニンの色素と表現が同居しないこと。表現が同居しないとは・・・例えばよくある赤花×ビニカラーにおいて、ビニカラーの遺伝を持つ個体はあくまでもビニカラーからのワイン色は発色するが、赤花からの色素は発色しないということ。ですから赤花の赤とビニカラーのワイン色は混ざり合って発現しないということ。つまりビニ整形の作出に赤花を使うことに全く正当性がないということです。ビニの交配において相手に求められる要素は色素以外の要素がビニカラー親よりも勝っていることです。大きさ、形(特にペタル幅)があれば良いということです。ただ、ビニカラーの色素を花全体に綺麗に発色させようとすると(ビニカラーの色素を発色させる部分・模様の遺伝)、全面に発色する赤花を用いることはこの場合にのみ有効と思われます。逆に言うと、全面に赤を発色させる確立を高める以外に赤花を使う意味はないことになります。他に点花を使う場合もあります。私の場合はPaph.Personality’Plus’を使ったことがあります。勿論あのペタル幅を使いたいからです。点花を使うと、ビニになっても点が出ることがあります。その点は入り方次第で魅力的なものにも、その逆にもなると思います。何故こんな記事を書いているかというと、先日の(黄花×ビニ整形)×黄花で根元の白い個体が多数得られたことの理由が説明出来るのではないかと思ったからです。黄花×ビニ整形では、ビニになったものは遺伝的にビニの遺伝子と相手の黄色からくるアルビノの遺伝子を持ったハーフアルビノになること、それに黄色ですから、アルビノもしくはそれに近いセミアルバムの個体が多数出現することになったと思われます。一方Paph.Crazy Jollyのように黄花とアンバーをかけたものは、黄花が完全なアルビノでないことと、Paph.Crazy Horse自体が赤花とアンバーから出来たものなので、しっかりアントシアニンの遺伝子を持っているので、完全なハーフアルビノとはなっていないこと。私のPaph.Winery ChallengeはPaph.Elfstoneは完全なアルビノではありませんが、相手がビニカラーであるので、遺伝的に通常のアントシアニンの遺伝子が優勢になっていないため、よりハーフアルビノとしての純度が高い状態になっていたと思われます。それに黄花ですから、アルビノと思われる個体が多数出現したというのが、私の推理です。あくまでも私の思い込みの世界ですが・・・上手く考えていることがこの文章に表現されているとは思えないので、上手く考えが伝わるかどうか分かりませんが・・・。以上私の妄想の世界でした。

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