Paph. New Edition ‘Magic’
現在色々な品種を育てていますが、もし今の環境で蘭を育てられなくなったら、何を残すだろうかとふと考えたことがあります。結論はこのNew Edition ‘Magic’です。この花はとにかく見ていて飽きが来ない。毎年どんな咲き方をするだろうかと楽しみで仕方がない。咲いてからも何度眺めても楽しめるし、日を追うごとに変化していく色彩がまた楽しい。最後には紫がかった色彩になります。本当に美しい花だと思います。交配をするようになって随分経ちますが、小さな温室は当たり前のように満員です。今後交配を続けて楽しんでいくにはどうしたら良いかと悩んでいますが、点花中心にしてこのMagicの交配を中心に据えようと思っています。この個体が我が家に来たのはアメリカのCurved Air Orchidが閉園するに際に、日本に持ち込まれたものを購入したものです。当時、現在大変お世話になっている蘭園に問い合わせたところ、殖えていないとのお返事を貰いました。英国系の品種は基本的に強くないものが多いです。手に入れるには長期戦になりそうだと覚悟していたところ、この株に出会いました。以来２０年近く育てていますが、未だに２鉢です。ところが最近、久しぶりに新芽が２つ出ているではありませんか！ちょっと嬉しくなって掲載してみました。
Follow me!
